4-5 統計データをさがす 

 テーマに関する事実関係を確認するときに、数値的なデータが必要になる場合があります。統計データを調べ、確かな情報源から事実関係の検証や考察ができれば、論文の信憑性が高まります。

①国内の統計
 
▪️統計データが載っている本(統計資料)を探す
 

 求める統計データを探すには、「どんな統計調査が実施されているか」、「その統計調査の結果が公表されている刊行物(統計資料)は何か」を調べる必要があります。知りたい分野に関する統計資料にどんなものがあるか、その統計の名前を調べるための資料を紹介します。

『統計情報インデックス』(総務省統計局編)
『統計調査総覧』(総務省政策統括官)
『統計ガイドブック:社会・経済』(大月書店 1998)
『データ&Data:ビジネスデータ検索事典』(日本能率協会 2012)
『ビジネス調査資料総覧』(日本能率協会総合研究所)
『統計・調査資料ガイド』(文眞堂 1999)
『民間統計ガイド』(全国統計協会連合会 2001) 
など

▪️基本的な統計資料

 統計資料には、調査の結果から得られるオリジナルなデータを掲載したもの(一次統計)と、一次統計のデータを集めて、テーマ別に要約・編集したり、一定期間のデータの推移を掲載したもの(二次統計)があります。

 おもな一次統計には、「国勢調査」「経済センサス」「農林業センサス」「学校基本調査」「毎月勤労統計調査」「雇用動向調査」「消費者物価指数」「日銀短観」「家計調査」「工業統計調査」などがあります。

 二次統計には、元となった一次統計についての情報が記載されているので、更に詳細なデータを得たい場合は、一次統計に当たることができます。また、基本的な統計データの要約や推移データが載っているので、およその状況を把握することができます。各省庁が発行する白書(4-1参照)は一次統計に基づいて、その年の状況を概観したものなので統計の入口になるでしょう。二次統計資料の中から、国内の総合的な統計資料を紹介します。

『日本国勢図会:日本がわかるデータブック』(矢野恒太記念会 年刊)
『世界国勢図会:世界がわかるデータブック』(矢野恒太記念会 年刊)
『データでみる県勢』(矢野恒太記念会 年刊)
『日本統計年鑑』(総務省統計局・統計研修所 年刊)
『日本の統計』(総務省統計局編 年刊) 
『日本長期統計総覧』(全5巻 日本統計協会 2006)
『完結昭和国勢総覧』(全4巻 東洋経済新報社 1991)
『朝日新聞ジャパン・アルマナック:英和対訳・データ年鑑』(朝日新聞社) 

▪️インターネットで調べる

  • e-Stathttps://www.e-stat.go.jp/
    政府統計データの総合窓口。各府省等が独自に運用するウェブサイトで提供している統計関係情報を集約し、各府省等が登録した統計表ファイル、統計データ、公表予定、新着情報、調査票項目情報、統計分類等の各種統計関係情報を収録。
  • 総務省統計局http://www.stat.go.jp/
    国勢調査、事業所・企業統計調査、人口推計、労働力調査、家計調査、消費者物価指数など統計局が実施している統計調査・加工統計および『日本統計年鑑』『日本の統計』『世界の統計』などの総合統計書に関するデータ。
②国際統計
 
  • 『世界の統計』(総務省統計局 年刊)               →http://www.stat.go.jp/data/sekai/index.htm
    日本の総務省統計局が提供する世界各国の基本統計。地理・気象、人口、国民経済計算、農林水産業、鉱工業、エネルギー、科学技術・情報通信、運輸、貿易、国際収支・金融・財政、国際開発援助、労働・賃金、物価・家計、国民生活・社会保障、教育・文化、環境などの統計を収録。冊子体もあり。
  • 国・地域別情報J-FILE(JETRO) 
    http://www.jetro.go.jp/world/
    日本貿易振興機構が提供する国・地域別のビジネス情報。約70か国・地域の経済、産業、統計、貿易・投資実務に関する情報を掲載。
  • UNdata : United Nations Statistics Division 
    http://data.un.org/
    国際連合(国連)統計部が提供する統計データベース。農業、犯罪、教育、エネルギー、環境、人口、保健、貿易、開発指標などの統計を収録。
③アジア諸国の統計
 
  • AsiaLinks-アジア関係リンク集- 
    https://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/asialinks.php
    国立国会図書館関西館アジア情報室が作成するアジア関係のリンク集。「統計」のカテゴリでは、各国統計機関のウェブサイト、統計データベースを紹介。多くの国は政府の統計機関のウェブサイトで英語で情報を公開しています。
  • アジア情報の調べ方案内 
    https://rnavi.ndl.go.jp/asia/entry/research-guide-asia.php
    国立国会図書館関西館アジア情報室が作成するテーマ別の調べ方案内。「統計の調べ方」ではアジア諸国の統計の調べ方を詳しく案内。

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