【私にとっての国際学部】18KS戸田朱音さん

取材日:2021/4/11

▽なぜ国際学部に入ったのですか?

 幼稚園、小学校、中学校、高校とミッションスクールに通っていたので、明治学院大学も同じミッションスクールであったことが一つのきっかけでした。また、中学校、高校在学時にマザー・テレサの教え等、人のために何かをする大切さを教えてもらい、その基盤を生かすためにはどうしたら良いかを考えたところ、明治学院大学の”Do for others”の精神に感銘を受け、明治学院大学を選択しました。

 学部としては、貧困にどう向き合うかを深く勉強したいと思ったこと、世界で挑戦したいという漠然とした夢を叶えるために国際学部を選択しました。

▽力を入れて取り組んでいる活動は何ですか?

 一点目は、フィリピンのスラム街での食事配給と教育のボランティアに力を入れていました。スラム街と聞くと、怖いイメージを連想してしまいますが、実際に訪れてみると、自分の目で見たからこそわかる現実を目の当たりにすることが出来ました。

 二点目は、他国の人と関わることができるイベント等のお手伝いを通して、自分の知らない世界を体験し、その時間を共有するということを大切にしていました。

子供たちとのアクティビティ。 折り紙やダンスなどルーティン化しないで、年齢に合った遊びを一から考えていました。

実際の食事配給の時にできた列です。 子供たちが自分より小さい子に多く渡して欲しいとジェスチャーで伝えてくれたことがとても印象に残っています。

▽活動は国際学部での学びや経験とどのように繋がっていますか?

 高校生の時には、貧困はいけないこと、貧しいという状況を自分たちの水準まで高めてあげることが一番良いことだと思っていました。実際に、生活水準は上げていかなくてはならないことではあります。しかし、実際にそこで暮らす人たちの生活や仕事のことを考えた時、どうすることが一番正解に近いのか、そしてその正解をどのように探していくのかという点を模索するのに国際学部での学びが活かされていると思います。

 特に、長谷部美佳先生の「グローバル社会と市民活動入門」の授業のなかで、スラム街やストリートチルドレンの映像を観て、そこからフィリピンのスラム街に行ってみようと思うようになりました。その授業内で「実際に行って見てみないとわからない」と言われて、座学だけではなく、実際に行くことが重要だと感じたので、そのことを聞いた年に実際にフィリピンのスラム街に行くことを決めました。

▽活動がコロナ禍によって変わったことは何ですか?

 自分の軸としては、まず現地に行き、自分の目で確かめるということがスタートだと考えているので、スタートラインに立つことが出来なくなってしまいました。今はこの状況を受け入れることしか出来ないですが、フィリピンの子どもたちとはFacebookでやり取りをすること、日本でフィリピンの現状を伝えること、クラウドファンディングで支援を集めること、服を集めて現地の子どもたちに送る支援等は、日本にいても出来ることなので、今自分に出来ることは何かを模索出来るようになったと思います。自分で現地に行きたいという思いが強いので、コロナで現地に行けないことにもどかしさを感じていますが、また移動できるようになったら現地に行って子どもたちとコミュニケーションをとりたいと考えています。

▽「私にとっての国際学部」とは何ですか?

  ”挑戦し続ける場所”だと思います。私が挑戦できるようになったのは国際学部にいるからだと思っています。

 私は幼稚園生の頃から内気な性格だったので、何をするにも後ろの方で見ているような子どもでした。大学では周りの友人が何でもチャレンジする、とりあえずチャレンジしてみるという意識が高く、最初は圧倒されていました。しかし、周りの影響を受けて、自分もチャレンジしてみようと思えるようになりました。ですから、国際学部は挑戦し続けられる場所だと考えています。

▽学生や高校生へのメッセージ

 私が国際学部に入ったことで後悔したことは一度もなく、授業に関しても、やりたいことに関しても、常に周りの人が温かくサポートしてくれています。挑戦したいことがある時は背中を押してくれたり、声を掛けてくれたりする優しい人がとても多いので、選んで悔いはない学部だと思います。ここで勉強したら悔いが残らない生活は絶対に出来ると思うので、迷っている方は是非飛び込んでみて欲しいです。

▽これだけは伝えたいこと

 メディア、新聞、インターネットの情報を鵜呑みにしないことを心掛けて欲しいと思います。これは私自身がスラム街でみた現状や他国に旅行に行くことなどを通して、今自分が媒体で見ているものが正解ではないということを感じ、それぞれの人が実際に行って感じたことが正解に近づくのだと考えているからです。受動的に受け入れて、「ああそうなんだ。」となるのではなく、もっと自分で知りたい、もっと挑戦しようと思う気持ちが大事です。大学を卒業した後もこの気持ちを忘れず、疑問を持ち続けて欲しいと思います。私も常にこのことを心掛けています。

ゴミ山で生活する子供達です。 私が立っている場所もゴミで固まった土地になります。

海の近くにあるスラム街に住む子供との写真になります。この子は、幼稚園に通うこともでき、英語も話せているので裕福だと言えると思います。

〇戸田朱音

2018年入学。フィリピンでのボランティアや、国内での異文化交流に力を注ぐ。貧困問題を研究。半澤ゼミ所属。

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