12月7日(土)2019Reunion 出欠フォーム作成しました!

現時点での予定がお分かりの方、こちらのフォームに登録をお願い致します。

*ご登録いただけるのは、明治学院大学国際学部・国際学研究科にこれまで在籍された方です(在学中の学生・院生は除きます)。
それ以外の方の登録はご遠慮ください。

*登録された個人情報は国際学部で責任を持って管理し、学部関連行事以外に使用することはありません。

(登録された方には後日、出席予定者名簿を閲覧できるパスワードをお送りいたします。)

皆様のお越しをお待ちしております!

 


YISAゼミ合宿補助活動報告 久保田ゼミ

YISAでは国際学部のゼミ合宿への補助を行っております。

以下、2019年7月30日〜8月1日に行われた久保田浩ゼミ、ゼミ合宿の報告です。

 

17KS 中村さん

合宿内容;

 釜ヶ崎支援機構の運営するあいりんシェルターでお話を伺った。日雇い労働者の方々が生活保護を受け取れるように手伝う、職の斡旋や、高齢者特別清掃事業などの失業対策を行っているそうだ。また、越年対策もしている。とはいえ、あいりんシェルタ―は一時避難場所に過ぎないため、あくまでも日雇い労働者の方々の自立を促す場として存在している。

 課題もあるそうで、労働者側はプライベートな部分を知られたくない方が多く、支援者はあと一歩踏み込むとより手厚く支援ができると考えるがそれは難しいため広く浅く付き合わざるを得ず、その中でいかに彼らからのSOSをキャッチできるかが大切になってくる、とおっしゃっていた。

 今回のお伺いしたお話の中で、時には厳しく指導する必要があるとおっしゃっていて、ただ優しく与えるだけが支援ではないと感じた。労働者の方々が自立するまで常に手厚くサポートしていると思っていたので意外だった。
 

 そもそも、釜ヶ崎がどういう場所なのかあまり想像ができないまま合宿に参加したため、到着してから現状を目の当たりにして、自分の知らない世界に来た感覚に陥った。そこには、路上で生活される方が普通にいて、威圧的な警察署があり、そして支援者がいた。印象的だったのが、最終日に足を踏み入れたチャペルだ。人々は、お祈りを目的に来ている感じはなく、寝ている人も少なからず見受けられ、休憩所として利用しているように見えた。また、謳われていた賛美歌も信者に向けた歌詞のものではなく、宣教師向けの内容だと感じた。正直、自分の知っている礼拝とは全く異なるものであったため、衝撃的であったし、少し寂しさも感じた。

 あいりん地区のすぐ横にはあべのハルカスが見えた。こんなにも身近に格差があったなんて今まで意識していなかったし、今回の経験がなければ今後も知ることはなかっただろう。
 困っている人に手を差し伸べることは簡単ではないけれど、まずは日常生活の小さな躓き
に目を向け助け合っていけたらと思う。

 

 

17KS 塚原さん

合宿内容;

 私たちはゼミ合宿で釜ヶ崎にある「ふるさとの家」という場所を訪問した。ここには、たくさんの高齢男性が集まっていた。彼らはここで食事をしながら談話し、一日を過ごしている。また、ふるさとの家の責任者の本田さんが無職の男性限定で散髪を行っている。本田さんは、最初に私たちを釜ヶ崎で生きていた人々が眠っている遺骨室に案内してくださった。

 ここで私が驚いたことは、想像以上の数の遺骨が置かれていたことである。話を聞いていくと、釜ヶ崎のふるさとの家に遺骨を置いてほしいと生前に言っている人、家族から縁を切られ誰にも拾われることがない人がいたという話を聞き、このふるさとの家は釜ヶ崎で生きてきた人々の心の拠り所であるのだと感じた。本田さんは大阪の釜ヶ崎で労働者の支援を行いながら聖書を見直していることや現実を見て何が原因であるのかという真実を見出すことの必要性、価値観の違いを発見することについて話してくださり、一連の話を通して本当に相手を理解していくために相手から学ぶところがないかという視点をもち、相互で学びあう関係の重要性を知ることができた。

今回の合宿で得たこと;

 釜ヶ崎に行く前は、治安が悪い、汚いというイメージが先行していたが、実際には掃除が行われているので汚いという印象は感じなかった。また訪問した施設や、お話した人たちから危ないという感覚は感じなかった。時々、少し怖いと思う人はいたが何かをされるわけでもなく、逆に親切に接してくれる人もいた。

 また日本の黒い部分を見ることで、社会の構造に違和感を得た。釜ヶ崎では、たくさんの人が路肩でお昼からお酒を飲みながら談笑し、日陰で寝ているという人がいる一方で特掃という日払いの仕事を行うことで釜ヶ崎の人たちが生活できるように工夫している実態を知った。

 そして釜ヶ崎は日雇い労働者たちの寄せ場、ドヤ街が形成されている社会であり独特のスタイルで労働者の生活を支えていると考える。

 私は今回交流を行った人たちが釜ヶ崎に住む労働者に支援するという意識より一個人の自立がされているように感じた。また、昔の名残が色濃く残っている地域であり、飛田新地が現在も栄えているという実態は驚いた。

 今回のゼミ合宿を通じて、私は実際に自分の目で見ることの重要性を再確認し、先入観や周りの話を鵜呑みにせずに自分の目で感じて学ぶことが重要だと考える。


YISAゼミ合宿補助活動報告 重冨ゼミ

YISAでは国際学部のゼミ合宿への補助を行っております。

以下、2019年6月、7月と2回に分けて行われた重冨真一ゼミ、ゼミ合宿の報告です。

 

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17KS    小野さん

合宿内容;

2018年10月に一般観光向けにオープンした豊洲市場の見学、調査。
重冨ゼミでは農業経済について学んでいるため、農作物流通については学んでいたが水産物流通については学んでいなかった。そのため、流通の面で共通している水産物流通についても学ぶ必要があるということで日本の水産物流通の大半を占める豊洲市場に足を運び、マグロのせりや、施設内環境、荷受会社である中央魚類の担当の方へのインタビューを行うことで水産物流通についての知識を得るという取り組み。
 
  今回の調査は中央魚類の担当の方が同伴で案内、解説してくださったため、一般観光客では立ち入ることのできないマグロのセリや、施設内に立ち入ることが可能になった。施設内の見学終了後は中央魚類の事務所で担当の方へのインタビューをする時間が設けられた。

 施設内の調査はまず、ウニを仕分けるスペースの見学から始まった。

施設内は温度管理が適切になされており、半袖シャツ一枚では肌寒く感じる程であった。ウニを仕分けるスペースの見学後は海老の仕分けを行うスペースの見学を行った。ウニを仕分けるスペースとは変わって海老を仕分けるスペースは温度が高く同じ施設内でも体感温度が5度以上高く感じられた。後の調査で分かったことだが、施設内は鮮度を保つために温度を低く調整しており、温度調整が適切になされている。この温度調整は開放型の築地市場では行うことができなかったことであり、豊洲市場に生まれ変わって得られた利点の一つである。

水産物の鮮度を保つために行われている低温維持だが一方で、海老のスペースではまた違った鮮度調整がなされていた。海老は低温下だと動きが悪くなり、最悪の場合死んでしまう恐れがあるため、他のスペースより温度が高く調整されている。水産物の特徴、鮮度管理の方法を熟知しているからこそできる技だと感じた。

 各水産物を仕分けるスペースの見学後はマグロのセリを見学した。間近で見るマグロのセリは思っていた以上に迫力があり、圧倒された。セリにかけられるマグロは冷凍マグロ、本マグロ、養殖マグロがあり、やはり本マグロが一番セリにかけられ高価な値段がつけられる。また、マグロの漁獲方法の違いによって値段の増減が生じることが分かった。

 

一番高い値段がつけられるマグロの漁獲方法は一本釣りであるが、めったに卸されることはないため、次に高い値段がつけられる定置網漁で獲ったマグロが一番高価なマグロになるそうだ。セリにかけられるマグロは本マグロ、養殖マグロ、冷凍マグロだが多くが本マグロであるため冷凍マグロ、養殖マグロはセリにかけられず残ってしまう。しかし、その残ってしまったマグロは相対取引という他の方法で取引される。相対取引とは市場を介さず業者同士の合意の元価格が設定される。

最近ではセリではおとされない冷凍マグロが市場に多く出回っているため、市場としてはあまり喜ばしいことではないそうだ。冷凍マグロが多く出回り始めた背景として船を用いた遠洋漁業が関係している。冷凍マグロの多くがメバチマグロであり、メバチマグロはカナダやボストンなどの海外から獲ってくるため冷凍せざるを得ない状況となっている。

 

海外からの輸入が多くなっている原因としては冷凍技術の発展により、より遠くの海からでも魚を獲ることが可能になったことが挙げられる。一方で、冷凍技術の発展は貴重な資源を枯渇しかねないと東京物産の担当の方は語った。現在世界の水産物流通はsustainable catch(持続可能な漁獲)の下、持続性が謳われている。世界の動きとしてはオリンピックで使用される魚はW.W.F.が管理、運用している認証を得られた魚に限られている。

このように日本では毎日といっていいほどに魚が食卓に並んでいるため、魚も有限資源であることを認識していない人が多いが、マグロを含めた魚は有限資源でありこのまま際限なく取り続けるといずれ枯渇してしまう。それを防ぐために現在、持続可能な漁獲が訴えかけられている。

 今回の豊洲市場見学、調査は豊洲市場内の設備について学ぶ機会になっただけではなく、普段立ち入ることができないところまで立ち入ることができたため貴重な機会となった。
また、インタビューでは中央魚類の現在の取り組みなど新たな価値観を得ることができた。

 

 
17KS   小園江さん

合宿内容;

豊洲市場にて朝5:30頃から始まるマグロのせりに始まって、いくつかのセリを見ながら、市場内を見学する。仲卸の店などの店などを見させていただく。当日は中央魚類株式会社(マルナカ)が担当として市場内の説明をしてくださる。
市場内を見学した後応接室に戻り、マルナカの人に質問をする時間を設けていただき、各人の質疑応答が展開される。
 
 

今回の合宿
 まず、今回の合宿を経て中央卸売市場(豊洲市場)の基本的な仕組みや役割を知ることができた。前日の午後に品物が集荷され、それを卸売業者が市場に並べる。当日の朝、仲卸業者や売買参加者がせりに参加し価格競争を成した後、それが消費者の元に届くというル―トを自分の目で見ることができた。実際のせりにて、売買に参加する仲卸業者や売買参加人は声を発することは無く、市場で定められた指のサインにて価格付けをしていた。
また、今回の合宿前に読んだ文献の中のテーマであった「マグロの一船買い」についても深く学ぶ機会となった。

 

 

 マグロの一船買いは1990年代から2000年にかけて盛んであり、ハイリスク・ハイリタ―ンな方法であった。一船買いが盛んになった要因として、マグロを急速冷凍する技術の発展や流通技術の発展が挙げられる。この合宿に参加する以前は、マグロの一船買いという言葉すら認知していなかったため、それを知る上でも良い機会であった。
 また、天然マグロと養殖マグロの違いについても知ることができた。まず、養殖のマグロは脂肪分が多く加工食品やトロ向けに養殖されている。また、天然マグロに比べ、明らかに低価格であるため近年人気が上昇している。一方で、天然マグロの数が減少傾向にあり、捕獲量に制限や削除を設けるなど、天然マグロ保護への動きも出てきている。

 

 


2019年 第3回 ランチタイムOBOGセミナーカフェが開催されました

6月28日(金)昼休みに横浜キャンパス8号館 会議室

にて 2019年第3回ランチタイムOBOGセミナーカフェが開催されました。

 講師 86K 菅沼 彰宏さん

元 公益財団法人かながわ国際交流財団職員、今年4月より本学ボランティアセンター勤務

 

タイトル;

「グローバル化の進展と地域の多文化化」

・「国際問題」への関心をもつようになったきっかけ(静岡の農村で生まれ育った中で)

・明治学院大学国際学部の魅力

・神奈川県の民際外交

・地域国際化協会の役割(国際協力から多文化共生)

・明学国際で学んだことと社会との接点

・「働くこと」と「職業」について

 

当日は、国際学部設立当初の様子、学生の活動、また神奈川県の現在の外国人居住者の状況など、貴重なお話を伺うことができました。

また、89年、天安門事件の際に本学国際学部生有志が製作した「民主の女神像」を取り上げたニュース番組の映像などもスクリーンで放映していただきました。

当時のキャンパスや学生の様子、後半は先生方のお写真なども拝見して参加者から驚きの声が上がり、楽しく盛り上がりました。

 

7月は試験期間のため、ランチタイムOBOGカフェセミナーはお休みとなります。

次回は夏休み明け10月を予定しています。

 


2019年第3回 OBOGセミナーが開催されます。

<2019年度 第3回>YISA主催 ランチタイムOBOGセミナーカフェ

 

6月28日(金)12:30~13:20 横浜キャンパス8号館 2階会議室

講師 菅沼 彰宏さん

 

本学国際学部卒業(86K)、元 公益財団法人かながわ国際交流財団職員

今年4月より本学ボランティアセンター勤務

 

タイトル;

「グローバル化の進展と地域の多文化化」

・「国際問題」への関心をもつようになったきっかけ(静岡の農村で生まれ育った中で)

・明治学院大学国際学部の魅力

・神奈川県の民際外交

・地域国際化協会の役割(国際協力から多文化共生)

・明学国際で学んだことと社会との接点

・「働くこと」と「職業」について

当日はYISAより環境、人権に配慮した物品の紹介を兼ね、簡単なお茶菓子を提供いたします。フェアトレードやオーガニック食品の意義と美味しさも知ることができます。

 

カフェmenu

 本学インターンシップ Sustainability Asia取り扱い カスカラ茶  

本学農業サークル 農✖U 関連農家 土井さんのドライフルーツ  

 

ディスカッション形式で気軽に話し合えるセミナーです。本学卒業生も参加可能です。

皆さまお気軽にご参加ください。


2019年度第2回YISA主催OBOGセミナーカフェが開催されました!

 

5月23日(木)の昼休み、8号館会議室で今年度2回目のランチタイムOBOGセミナーカフェが開かれました。

講師 06KS  石黒朝香さん

国際学部を卒業後、製薬会社に就職。その後、アメリカのジョージ・メイソン大学で紛争分析解決学修士課程を修了。UNDPレソトで国連ボランティ(UNV)として勤務し、現在はJunior Professional Officer(JPO:自国の若手職員を国連機関に送り込む制度で日本の外務省が所管)として国連開発計画(UNDP)パレスチナ人支援プログラムで勤務。

一時帰国のお忙しい中、現在のパレスチナの状況等を客観的な視点から伝えていただきました。

特にガザ地区はイスラエルからの経済封鎖により来年には住めなくなるのではないかと懸念されているほどの困窮した状況であること。4人に1人という貧困率、若者の失業率等が問題であること。そのなかでインフラの改善、貧困撲滅、ガバナンス(法の支配)の改善、森林保全などの活動をされていることなどをお話しして頂きました。

 日本人の若者が参加することができる『平和の架け橋2019』というプロジェクトもご紹介いただきました。

 

また当日セミナーにご参加してくださった明学ヘボン経済人会の柏原さんから

(1)テロ等の危険情報はどこから取られていますか?
(2)現地のマックドナルドの普通のセット(コーヒーとバーガー)はいくら位ですか?
という質問がありました。
 
この二つの質問は柏原さんの、
 
(1)現地の米国大使館(領事館)の動きを見、そこからの情報を取ることが良い。
 現地の日本大使館(領事館)も努力をしているが日本は相手国の事を考え過ぎて情報を在住日本人に出すのが遅いことがある。
(2)外国の物価を知る方法としてマックの値段を参考にする。
 飲料水、缶ビール、ランチ等や物価指数等の比較もあるが、海外駐在員はマックの値段で物価の高低を推測していた。
 
という海外駐在員としての長期にわたる実体験に基づいてのものということでした。

 

今回からYISA OBOGセミナーは、より多くの学生が気軽に参加できるよう、カフェスタイルのランチタイムセミナーとして開催していきます。参加者にはYISAより、国際学部在学生が関わる、環境、人権に配慮した飲食を提供します。これにより、それらの活動を支援し、環境、人権問題への意識を深めるきっかけをもたらすことを目指します。

 

今回は

・Sastainability Asia (共同代表、05ks三橋利佳さん)の

 カスカラ茶(コーヒー豆の殻から作るお茶)

・”農×U” (本学の農業サークル団体)の 関係している農家さんの夏みかんのドライフルーツ

を提供しました。


次回2019年第3回ランチタイムOBOGセミナーカフェは

 

6月28日(金)12:30〜13:20

講師は86KSの菅沼彰宏さん(本学ボランティアセンターコーディネーターとして今年度着

任)

を予定しています。

 

 


2019年第1回 OBOGセミナーが開催されました。

2019年度 第1回YISA OBOGセミナーが4月25日昼休み 横浜校舎 8号館 822教室で開催されました。

講師;Sustainability-Asia 共同代表 05ks 三橋 利佳さん
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*海外大学院在籍中、仲間と修論プロジェクトでフィリピンのコーヒー農家が副次収入を得られるよう、廃棄されていたコーヒーの実の皮を利用した商品を作成した。修論プロジェクトは翌年度の学生に引き継がれ、その仲間と共にSustainabilityAsia(下記HP参照)を設立。来月から国連ボランティアでブルンジ共和国(東アフリカ)に1年赴任予定。

*Sustainability Asiaとは

環境に配慮した持続可能な生産と消費を目指す、日本人とASEAN諸国の大学院メンバーからなる団体

 

 

途上国支援に興味を持ったきっかけ、大学時代をどのように過ごしていたか、フィリピンでコーヒー農家支援のためのプロジェクトを立ち上げた動機、今年5月から滞在するブルンジでのボランティアについて等々、 国際学部生にとって刺激的で学びの多いOBOGセミナーとなりました。

 

 


2019年度 第1回 YISA主催 OBOGキャリアセミナーが開催されます

 

2019年度第1回 YISA主催 OBOGセミナーが開催されます。

 

YISA主催のOBOGセミナーは国際学部、学院卒業生の活躍を在学生に知ってもらい、卒業後の幅広いキャリアの可能性を示すYISA独自のOBOGセミナーです。

今回は学部での学びを生かして、国際的に活躍されている05KS 三橋さんをお迎えします。

卒業生の参加も可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

 

<2019年度 第1回YISA主催 OBOGセミナー>
 
4月25日(木)12:25〜13:20  8号館 822教室
 
 
講師;Sustainability-Asia 共同代表 05ks 三橋 利佳さん
 

*海外大学院在籍中、仲間と修論プロジェクトでフィリピンのコーヒー農家が副次収入を得られるよう、廃棄されていたコーヒーの実の皮を利用した商品を作成した。

 修論プロジェクトは翌年度の学生に引き継がれ、その仲間と共にSustainabilityAsia(下記HP参照)を設立。

 昨年12月と今年3月にはフィリピンでのコーヒー農業体験実習を実施し、明学生も参加し、コーヒーの収穫からコーヒーのカッピング(テイスティング)までの過程を体験/ 試作品を作ると共に現地の民族やコーヒー農家の暮らや文化について学んだ。

    来月から国連ボランティアでブルンジ共和国(東アフリカ)に1年赴任予定。

 

*Sustainability Asiaとは

環境に配慮した持続可能な生産と消費を目指す、日本人とASEAN諸国の大学院メンバーからなる団体

 
 
 
*参加申込等、不要です。
 新緑の戸塚キャンパスにお気軽にお出かけください。
 チラシでは開催場所が会議室となっておりますが、8号館822教室に変更になっております。

YISAゼミ合宿補助活動報告 林ゼミ

 

YISAでは国際学部のゼミ合宿への補助を行っております。

以下、2019年2月に行われた林公則ゼミ、ゼミ合宿の報告です。

 

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17ks  嶋さん

合宿内容;

福島県で、原発に依存しない安全で持続可能な社会づくりと地域の自立を目指して設立した会津電力株式会社と飯舘電力株式会社の見学をした。

 

一日目の会津電力では、社員の方々に会社で運営している太陽光発電所や小水力発電所を案内してもらい、その持続可能性や資金調達の方法、地域としてのエネルギーの自立についていろいろなお話をしていただいた。

 

二日目の飯舘電力では、原発事故によって大きな被害を受けた村を実際に案内していただき、村で持続可能な農業に取り組んでいらっしゃる方々のお話も聞いた。

 

持続可能なエネルギーや農業の最先端の技術がそこにはあり、しかしながら放射能の影響でなかなか復興が進まない現状をみた。

 

今回の合宿で得たこと;

未だに再生可能エネルギーの比率が少ない日本だが、今回の合宿で再エネがとても実現しやすいものになっていることを学んだ。

太陽光パネルのコストも下がってきているし、消費者に初期投資を負担させないプランを導入する電力会社も増えているらしい。

昨今の地球温暖化問題や原発事故問題をみると、やはり持続可能で安全なエネルギーを使わない手はないと感じた。

 

また、原発事故で大きな被害を受けた福島県への合宿だったため、放射線被害がいかに長期的で甚大なものであるかを思い知らされた。

神奈川県で生活している私は、最近ではテレビなどでも福島のことを取り上げなくなってきているため少しは復興しているのかと思っていたが、実際にはやっと復興のために動き出したくらいだというお話を聞いて驚いた。

飯舘村内には、除染したものの行き場のない数多くのフレコンバックが未だに残っており、異様な光景だった。

飯舘電力の千葉さんは、「今は復興に向けて再エネや持続可能な農業など頑張っているが、この村に若い人や子どもが帰ってくることはないだろう」、「私はいずれ飯舘村は廃村になるだろうと思っている」と話しており、原発事故の罪の重さを感じた。

この合宿を通して、日本が今のままのエネルギー政策を続けていったら、暗い未来しか見えない、明るい未来に向けて、再エネや持続可能な地域・社会づくりをしていく必要がおおいにあるということを学んだ。

今、頑張ってそれを進めている会津電力や飯舘電力を見習って、自分の身の回りでも広めていきたい。

 

 

 

16ks 清水さん

合宿内容; 

市民がつくった電力会社2つ(会津電力・飯舘電力)を視察した。

電力会社の事業内容に加え、飯舘村に関しては除染の現状と帰村政策についてお話を伺うことができた。

村に移住してきたNPOふくしま再生の会の理事を務める田尾さんが、飯舘村は超高齢化社会、再生エネルギー、農業などの分野に関して限定された状況の中で様々な事業に、挑戦しているという点で、日本の最先端だと指摘されていた。

今回の合宿で得たこと;

飯舘村の住居人数は、全村避難から6年経過した現在、福島の原発事故以前の5000 人を大きく下回る515人程で、復興はこれからだということがわかった。

住居人数の内20歳未満が3人とのことで地域活性化を担う若者の存在が絶対的に欠けていると感じた。


YISAゼミ合宿補助活動報告 久保田ゼミ

YISAでは国際学部のゼミ合宿への補助を行っております。

以下、2019年2月に行われた久保田浩ゼミ、ゼミ合宿の報告です。

 

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ゼミ合宿レポート 1日目     17ks 二野屏さん

最初に、天理教の本部神殿を見学した。まず、本部神殿の大きさにとても驚いた。建物は、神社に似ている外見であったが、どこか異なるようで不思議であった。

 

 

 

 

 

 

 

神殿は、「ぢば」と呼ばれる人類の誕生の場所を囲むようになっていた。「ようこそ、おかえり」という言葉を、駅を出た時に見たり、人から聞いたが、それは、人類誕生の地だと言われているためであると知った。。中では、毎朝・毎夕につとめが行われ、昼の時間でも参拝をしている人が多くいた。家族で参拝している人もいて、信仰をつなげていく方法のひとのひとつだと思った。

また、神殿周辺には、背中に天理教と書かれた黒い法被を着ている人や、14:00になると足を止めて黙祷をする姿などを見ることができ、普段では決して経験できないことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、天理市本通り商店街協同組合直前理事長 酒谷雅典さんに、商店街からの視点でお話を聞いた。天理教に依存し続けるのではなく、自ら新たに発展していこうという姿がとても印象的であった。お話を聞く前に、商店街を通ってみて、神具店や装束店がとても多かったことが印象的であった。同じような店であったのに、二・三軒ごとにあり不思議であった。しかし、お話を聞いて、商店街は天理教の発展とともに成長した門前町型であり、それに伴い神具店や装束店が多くなったことを知った。

 

 

 

 

 

 

 

現在の天理市本通り商店街の課題は、大型スーパーやコンビニエンスストア、またネット販売の影響で客足がとても乏しいことであった。他の地方都市と同様の問題を抱えており、宗教都市だからといっても、状況は他とは変わらないことに驚いた。他にも、天理教信者の高齢化や、駐車場が天理教本部周辺にあり少々遠いこと、また、顧客が欲しいと思える商品がないこと、経営者の高齢化と後継者不足も課題に挙がっていた。

具体的に行われていたことは、てんりミュージックストリートや、てんりアートストリート、休憩ポートづくりであった。商店街の空きスペースの活用や、新しいことに色々取り組んでいた。また、アーティストやデザイナーとのプロジェクトが多くあったことが面白いと思った。アートの面で活発に行動することで、アーティストが興味をもって集まってくる効果があるが、成功するには、情報発信力や地域との関係性が重要であった。地域住民がこの活動に興味を持つことが、成功に大きくつながることを知った。情報発信の点では、若者とのつながりが重要であると思った。大学のために天理市に来たという学生もいるので、そのような若い人の視点に注目していくことも商店街の魅力の発信に貢献すると感じた。

 

1日目を終えて、宗教都市ということもあり、建築や、信仰者など見慣れないものがたくさんあった。しかし、天理教が地域社会に溶け込んでいて、天理市の人たちの生活の一部になっていることに驚いた。今まで宗教を生活の中で強く意識したことがなかったので、天理市で見たもの、聞いたことには、新しい発見が多かった。一方で、天理市以外にも宗教都市があるのか気になった。また、宗教都市でなくても、宗教と地域社会の関わりはどのようにみられるのか知りたいと思った。

 

 

ゼミ合宿 2日目     17ks  高橋さん

朝づとめ

午前6時45分から始まるおつとめに参加した。1日目に参加した夕づとめの時よりも参加人数が多く、また法被を着て参加する信者の方が大半だったため、その光景に圧巻された。ここでは「親様(おやさま)」こと、中山みきと呼ばれる教祖が示された「地場(ぢば)」を中心として、おつとめの際に「みかぐら歌」という親神さまの思し召しが書かれた歌を捧げているのだが、その歌を信者の方々で一斉に詠む姿からは、神秘的な情景を感じとることができた。

 

 

 

 

 

 

 

参考館

ここ天理参考館では、世界中から集められた、様々な地域や時代の数々の文化や生活に関わる資料を見ることができた。日本の資料もいくつか展示されているが、中でも土偶や青銅、三角縁神獣鏡など、以前学校の教科書で学んだ品々も展示されており、その理由として、天理市のある奈良県に多くの古墳があること、また現在もなお歴史的遺産の出土がされていることがあると考えた。このことから、宗教だけでなく歴史的にも興味深い地域であることがわかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

稲田酒造合名会社

 午後は、稲田酒造合名会社の稲田氏から、この会社の歴史を教えていただいたり、日本酒の醸造法を実際に酒蔵を見学させていただきながら日本酒と天理市の関係について学んだ。普段入ることのできない酒蔵で、実際に発行させている様子を覗かせていただいたり、建物に染み込んだ香りに包まれたことで、日本酒が生きていることを体感するとともに、長く愛され続けている理由を理解することができた。

またこの会社は、日本酒の情報発信に力を入れていた。古くは、もともと天理教に御神酒として提供していたことから、地元の人から長く飲まれていたが、現在は国外にも視野を広げ、「ワイングラスで飲める日本酒」を醸造するなど、展開を広げている。一方で街の活性化に向けての取り組みもしており、市内の大学や大使、公報と協力して商品開発を数多く行なっていた。このような取り組みは、街の活性化につながるだけでなく、事業に関わった人々の街に対する意欲を高める効果も期待できると考えた。

 

 

 

 

 

 

 

天理よろづ相談所 (憩いの家)

 ここ外来診療棟では、この病院が建設された経緯と、宗教との共生のあり方について教えていただいた。ここには「事情部」という部署が存在し、医療部署と連携して天理教の信仰に基づき、患者の心身のケアを行っている。これは宗教と街が密接した関係だからこそ為せる取り組みだと考えた。そして「おたすけ活動」と呼ばれる、信仰経験の豊富な教師の病室巡回や、手紙、電話による相談にも応じている。こうした医療と宗教の共存の背景には、教祖中山みきの「宗教にばかり頼ることなく、薬を用いて人を助けよ」という言葉が影響しており、今では県内有数の高度な技術医療を誇る病院になった。このように、昔からある「信仰による病の治療の断念」という概念を打ち消し、互いに補填すべき箇所を補い合って共生している病院は日本では非常に珍しいと感じ、また患者に対する配慮が行き届いているという観点から、利用者からの信頼を感じた。

最後に

 このゼミ合宿を通して、私は宗教が街と共生していくことが可能だということを深く実感した。宗教関係で問題が多い現代で、これほどまでに宗教が街に密接していながら生活をともにできている都市を国内で今までに見たことがなかった。しかし天理教信者と無宗教の市民たちの「街の活性化に向けた取り組み」よる歩み寄りと、日常生活におけるお勤めのサイレンなどのような、昔からこの街が宗教と共生してきたことで存在する習慣があるからこそ、この街が宗教都市として成り立っているということを、改めて感じた。

 一方課題としては、「過疎化」や「市民の高齢化」、「インバウンド向けの観光業」があげられ、他の一般的な地方と同様、対策が難航していることがわかった。これに対し、県内に多く存在する古墳を生かした観光産業を発足したり、歴史的、芸術的資料が多いことから「アート」を使って情報を発信するなど、天理市にはたくさんのアピールポイントがあることを発見した。このように地域問題に宗教を除いても、新しい切り口で解決策を取り入れられることもわかり、とても意義のあるゼミ合宿になった。

 

 

 

ゼミ合宿 3日目 午前中     17KS 小林さん

 

・詰所を出発し、MoriノGuest Houseにて、地域コミュニティとの関係について伴戸氏にお話を聞き、インタビューを実施。

『MoriノGuest House』代表:伴戸忠三郎氏

「株式会社冒険の森」の事業の一環として、天理市の魅力を発信するためにつくられたゲストハウスである。

「株式会社冒険の森」…過疎化が進んだ地域で手が付けられなくなった森林地帯を、そのままの地形や樹木を活用し、森林活用型アドベンチャーパークを開発、運営することで、来場者を楽しませるだけではなく、地方創生をも目指す事業。

[以下、伴戸さんからのお話(要約)]

天理市は、天理教や天理高校の野球、天理大学のラグビーなどで有名であり、市の名前を知る人は多い。しかし、宗教やスポーツ関係者以外の人は、なかなか行く機会、興味を持つことがない。宗教やスポーツなど目立つ存在に見え隠れしている場所や物がたくさんあり、市外の人にもぜひ知ってほしいと考えている。しかし、関西に行くと京都、大阪に宿泊するケースが多く、奈良県への宿泊率が低い。さらに、天理市は、桜井市や明日香村へ行くための経由地であるため、観光消費額が低い。

天理の魅力を発信し、知ってもらい、来てもらい、泊まってもらうためには、ゲストハウスという宿泊施設が必要、という点から、MoriノGuest Houseの構想に至った。

地元農産品を使用したカフェメニューを提供したり、Fabスペースを設置して芸術、創作活動を支援したりしている。そのため、若手のアーティストが数週間泊まり込みで作品をつくることが多い。

[訪問した感想]

・アドベンチャーパークとゲストハウス、全く違うものに思えるが、人との「つながり」を意識しているこちらの会社だからこそできる事業内容であると感じた。

・森林事業も行っていることから、ゲストハウスは木材が多く使われており、木の温かみのある雰囲気があった。余った木材を薪として活用したり、木工作品を作ったりすることで資源の無駄がなく、すばらしい取り組みだと思った。

・天理大学に試合のため訪れた外国人留学生が多く滞在していた。今のところ、利用者は6:4で外国人:日本人となっているそうだ。宗教やスポーツ以外での訪問客を予想しているそうだが、依然として天理を訪れる人は圧倒的に天理教信者が多く、彼らは詰所に宿泊するため、詰所という巨大で安価な宿泊施設があるなかで、どのように魅力を発信し、宿泊者を増やすのかが観点の一つとして挙げられると考えた。

・今回訪問した施設の中で最も天理教からかけ離れている施設であったが、天理の商店街と連携が取れており、ゲストハウスで稲田酒造さんのお酒を売ったりしていた。天理教関連施設ではなくても天理の街と協力体制をとっていることがわかった。

 

正午

・市役所の方から「天理駅前広場CoFuFun」の施設概要を教えていただいた。駅前広場ができる前は、駅を中心として、天理教教会本部や商店街のある東側、新興住宅地のある西側が分離してしまっていたそうだ。東側の住民は天理市内で生活する一方、西側の市民は奈良市や大阪を拠点に生活しており、夜だけ天理の家に帰るという生活スタイルが多かったそうだ。しかし、駅前広場ができたことで、子どもの遊び場やおしゃれなランチができるお店ができて、西側の住民が天理にいる時間が多くなったそうだ。イベントなどを通して、天理市の住民全体のつながりが芽生えたそうだ。

この話を聞いて、ある程度大きなお金をかけて街を再構築することは勇気のいることだが、地域住民のつながりができれば天理市が受け取る利益も大きくなり、この市の場合は成功事例なのではないかと思った。お昼に駅前広場でご飯を食べたが、店内の内観がとてもおしゃれで、SNS映えすると思った。ランチタイムは多くの主婦層でにぎわっていた。

 

午後

天理市を後にし、奈良市にある奈良基督教会を訪問し牧師のヨハネ・井田泉氏にお話を伺った。同教会は日本聖公会に属しており、施設内には幼稚園も併設されている。

この教会の最大の特徴は、信徒宮大工の大木吉太郎氏の設計による純和風の礼拝堂があることだ。外観は和瓦葺き屋根であり、内部は吉野の檜を用いて作られている。祭壇、説教壇、聖書台、長椅子等を含めて国の重要文化財に指定されている。

もともと、今の教会がある場所は、隣にある興福寺の敷地だったが、廃仏毀釈により興福寺が敷地を少し手放した土地を教会が買ったそうだ。

興福寺の僧侶も奈良基督教会に併設している幼稚園に通っていたというエピソードも聞いた。まわりは寺社仏閣ばかりであるが、周囲との関係性も良好のようだった。

 

 

[感想]

・奈良市の大きな商店街に突然現れた和風な建物がキリスト教の教会であることにとても驚いた。和風な教会が存在することを、今回訪れるまで知らなかったし、なんとなくキリスト教は洋風のものであるため和風な教会が存在してもいいということも知らなかった。

・内部にある聖書台なども、とてもこだわって選び抜かれたものだと教えて頂き、尊厳をもってこの教会を守っている心意気が感じられた。

・面している商店街では、仏教、キリスト教、天理教の各宗教が、それぞれの祭日になるとメインストリートを練り歩くなどのイベントがあるそうで、宗教同士がギスギスせず、互いを尊重して生活するという大切さをこの地から学ぶべきだと感じた。

 

[全体を通しての感想]

・天理教という今まで関わる機会が全くなかった宗教を通して、日本の中でもまだまだ私にとっては未知の世界があることがわかり、カルチャーショックのような気分になった。ある宗教を熱心に信仰する日本人がこんなにたくさん見たのは初めてで、大変驚いた。商店街の人々とたくさん話をする機会があったが、皆さんそれぞれ知り合いで、違う職業、年齢層でも相互に協力してまちづくりを進めていることがわかった。天理は天理教しかないまちというイメージが世間一般には根強く浸透してしまっているが、私たちは今回3日間の滞在だけでもおいしいお店や素敵なゲストハウスなどを知ることができた。宗教以外の魅力をこれからも発信して、多くの人々に訪れてほしいと思った。そのために、これからはSNSやインターネットの力を駆使していく必要があると感じた。