5.統合検索

 国立国会図書館サーチ(http://iss.ndl.go.jp)は2012年1月に正式稼働した統合検索サービスである。国立国会図書館が所蔵する図書・雑誌・新聞・デジタル資料・立法情報等のほか、全国の公共図書館・研究機関等の蔵書や貴重資料も対象とし、横断検索ができる(図8)。このサービスのとりわけ大きな特長は、検索対象に「雑誌記事索引」を含むため、入力したキーワードに関する図書などに加え、そのキーワードをタイトルに含む雑誌記事も同時に探せる点にある。

 研究書と学術論文が一度にオンライン検索できる、今のところ唯一の公共サービスである。レポートや論文の作成時にはぜひ活用して欲しい。

 オンラインで本文を公開している雑誌記事であれば、検索結果に表示されるCiNiiへのリンクから本文を閲覧することもできる。このほか、国会図書館の蔵書は利用者登録をすれば、館内の閲覧と複写のみならず、自宅や大学のコンピュータの検索結果画面からページ範囲を指定した郵送複写(有料)を申し込むことも可能である。

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